卒業生エピソード②「自分のペースで、一歩ずつ」―20代女性のストーリー―
「人からどう思われているんだろう」
「これを言っても大丈夫かな」
今回ご紹介するのは、人との関わりに強い不安を感じ、学校へ行くことも難しくなった経験を持つ20代女性のエピソードです。
小学生の頃は友人にも恵まれ、楽しく学校生活を送っていました。しかし中学校に進学し、クラス替えや友人関係の変化を経験する中で、少しずつ周囲の視線や人とのコミュニケーションが気になるようになりました。
「学校へ行きたい」という気持ちはあり、部活動だけ参加したり、1時間目だけ登校したりと、自分なりに何度も頑張りました。それでも人と関わることへの怖さは大きくなっていきました。
高校では通信制高校へ転学し、卒業後は専門学校へ進学。しかし、再び対人関係への不安などから通うことが難しくなり、中退しました。
それでも心の中には、「働きたい」という気持ちがありました。
そんなとき、以前もらっていたRoutesのパンフレットを家族が覚えていたことから、Routesを見学することになりました。
最初からうまくできたわけではありません
Routesに通い始めた頃は、職員から話しかけられても返事をすることが難しく、それだけでもつらく感じていました。
作業は個室で行い、休憩時間は車の中で過ごすこともありました。1日のプログラムに参加できなかったり、作業を途中で諦めてしまったりすることもありました。
Routesでは、まず「今できることから」始めました。
できないことを急いで克服するのではなく、本人のペースを大切にしながら、必要なときには少しだけ背中を押す。
面談を重ね、人の視線が気になることや自分自身の考え方について一緒に整理していく中で、「何でも完璧にしなければ」と、自分自身に大きなプレッシャーをかけていたことにも気づいていきました。
小さな「大丈夫」が、自信になっていく
新しいことに挑戦するときには、もちろん不安があります。
それでも一つ挑戦してみる。
やってみたら大丈夫だった。
そんな小さな「大丈夫だった」という経験を積み重ねていきました。
自分を受け止めてもらえること。
困ったときに相談できる人がいること。
失敗しても「なんとかなる」と思えること。
自分にもできることがあると気づくこと。
その積み重ねによって、少しずつありのままの自分を出せるようになり、自分自身を認められるようになっていきました。
そして就職。
社会に出て1年が経った現在も、休まず仕事を続けています。
仕事にやりがいを感じ、分からないことがあれば自分から職場の方に質問できるようになりました。職場の方や利用者さんとのコミュニケーションにも楽しさを感じています。
さらに、これまで仕事や私生活で諦めていたこと、挑戦できなかったことにも取り組めるようになりました。
Routesが大切にしているのは、みんなを同じペースでゴールへ向かわせることではありません。
その人のペースを大切にする。
できない日があっても一緒に考える。
そして「やってみよう」と思えたときには、そっと背中を押す。
就職は、その積み重ねの先にある一つの通過点です。
「働きたいけれど、人との関わりが不安」
「学校や仕事が続かなかった経験がある」
「自信がなく、最初の一歩が踏み出せない」
そんな方も、まずはRoutesにご相談ください。
一人じゃないよ。ここから、未来は変えられる。
